新潟県と言えば米です。
なのに、環境の変化で米の出来も変わってきているのでしょうか?
新潟県として魚沼産コシヒカリ特A脱落はショックでした。
しかし、ここから粘りを見せるのがコシヒカリだけではなく人もです。
新潟県に新しい品種『新之助』を誕生させて、さらにまた誕生しようとしている新品種があります。
目次
魚沼産こしひかりの特A 脱落で衝撃が広がった新潟米
新潟と言えば魚沼産コシヒカリが有名だが、
28年間守り続けたランキング特Aを2017年度産でその座を失ってしまった。
その衝撃は地元・新潟だけでなく全国に広がった。

米のランキングは『特A』『A』『A’』『B』『B’』の5段階がある。
評価の項目はツヤや白さなどの外観、香り、味、粘り、硬さの5項目の検査で米それぞれの特徴を見極められる。
そしてランキングを決めるのは総合評価。
2017年度産では、総合評価で43の産地・品種が特Aと判定された中に魚沼産コシヒカリはなかった。
特Aから落ちた原因は定かではないが、新潟に住む人なら気づくことがある。
それは明らかに以前と違う天候の変化。

魚沼産こしひかりは、
越後湯沢周辺(魚沼、南魚沼、十日町、小千谷、津南)で作られている。
その越後湯沢周辺は豪雪地帯だが、今は前ほどの豪雪にはならない。
近年は逆に新潟市や燕三条周辺が豪雪になることが多い。
この天候の変化が魚沼産の米の質を落としたとも考えられる。

新潟米はコシヒカリだけでない 早生米 こしいぶき 誕生
新潟県の作付割合い面積の約70%はコシヒカリですが、
新潟県農業研究所は温暖化などの気象変化での災害や収穫時期の集中によるコスト高などのリスクを避けようと、
新品種の開発に努めてきました。
その結果、2000年(平成12年)に新品種『こしいぶき』が生まれたのです。
『こしいぶき』は『コシヒカリ』より収穫の時期が少し早い早生米ですが、
コシヒカリに劣らない味で2013年(平成25年)には、
品種別作付割合面積は18%まで占めるにいたりました。
このように新潟米は広がりをみせてきました。

人気の新品種 新之助が誕生 その特徴は
新潟の大地が生み出した新品種『新之助』。
きれいな日本海、雪深い山、日本一長い川 信濃川と恵まれた土壌は米作りの長い歴史があります。
そのプライドにかけた新品種『新之助』はコシヒカリよりも少し遅く収穫されます。
そして、生産農家も生産・出荷の段階でしっかりした品質基準を設けられてます。
こだわりを最大限に持った新之助の特徴はこちら。
1・大粒でふっくらして白くツヤツヤな新之助
見た目は美しく、表面にまで粘り気があり豊かな存在感を表してくれてます。
2.コクがあり、深みのある豊かな味わい新之助
味に厚みがあり、その旨みの深みの数値は平均値よりも高い。
3.硬めなのに粘りがある新之助
しっかりとした粒感がありながら、ほどよい粘りも兼ね備えている。
4.冷めても硬くなりにくく美味しさを保つ新之助
粒は冷めても硬くなりにくいので保存してても美味しく食べれます。
5.長期貯蔵でも美味しさを保っている新之助
脂肪酸度が低く長い貯蔵でも品質が劣化がしにくいです。
新之助がJAL国内線ファーストクラス機内食に搭乗
新之助がJAL機内食で日本中の空を飛び始めました。
2018年7月1日~11月末日までJAL国内線ファーストクラスで機内食に搭乗。
新之助が大人の旅を華やかに演出してくれます。
日本を代表するJALのファーストクラスに採用されるのには、それなりの訳が新之助にはあったんですね。
詳しくは日本航空ホームページで確認してください。
JAL日本航空(株)公式ページはこちら

新之助で終わらない新品種 外食産業も多望している新品種があった
2018年8月下旬に収穫される多望の新品種があります。
収穫時期はコシヒカリよりも2週間ほど早く収穫される早生米です。
大きい粒で白くツヤがあり、保温後も持続するコクと美味しさがあります。
そして、なにより新之助や魚沼産こしひかりほど高くない。
そのため、この新品種は旅館やホテルなどの外食産業にも期待されています。
その新品種の名は『つきあかり』です。
『つきあかり』については、またの機会にお伝えします。
楽しみにしててください。

まとめ
温暖化による気候の変化が激しい中、
農家さんは一生懸命に美味しい米を作ってくれてます。
朝食にパンを食べる家庭が増えてますが、
日本の文化であるコメ中心の朝食が一番の元気のもとだと思います。
農家さんも高齢化が進んでますが、若手の農家さんも育ってきてます。
日本の元気は農家さんを元気にすることです。
私もこれからも農家さんを応援していきます。
コメをたくさん食べていきましょう!
それでは、またです。
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